結婚式のご祝儀には、新札（ピン札）を用意するのがマナーとされています。
しかし、うっかり準備を忘れていた、銀行が閉まっていて交換できなかった、時間がなくて用意できなかった… ということもありますよね。
そんな時でも焦らず、できる限り綺麗なお札を用意し、マナーを守った対応をする ことで、失礼のない形でご祝儀を渡すことができます。
この記事では、ピン札が間に合わない時の対処法とやってはいけないこと、代替案 を詳しく解説します！
目次
そもそも、なぜ結婚式のご祝儀はピン札がマナーなのか？
結婚式では 「新たな門出を祝う」 という意味が込められており、新札（ピン札）を用意するのが一般的です。
また、ピン札を使うことで、
- 「お祝いのために、あらかじめ準備していました」 という誠意が伝わる
- 「新しい人生のスタートを清らかな形でお祝いする」 という意味合いがある
という理由から、結婚式のご祝儀にはピン札を入れるのがマナー となっています。
ただし、ピン札でなくても失礼になるわけではない ので、適切な対処をすれば問題ありません！
ピン札が間に合わない時の対処法6選
できるだけ綺麗なお札を選ぶ
ピン札が用意できなくても、できるだけ 折り目や汚れの少ないお札を選ぶ ことで、マナー違反にはなりません。
✅ 財布の中や家にあるお札をチェックし、一番綺麗なものを選ぶ
✅ ATMで引き出したお札の中から比較的新しいものを選ぶ
特に、銀行や郵便局のATMでは新しめのお札が出てくることが多い ため、何度か引き出してみるのも一つの手です。
アイロンをかけてシワを伸ばす
どうしてもピン札が用意できない場合は、 アイロンをかけてお札のシワを伸ばす ことで、綺麗な状態に近づけることができます。
📌 アイロンのかけ方
- お札に直接アイロンをかけない（コピー用紙やハンカチを1枚かぶせる）
- 低温に設定し、スチームなしで軽くプレスする
- アイロン後は平らな場所にしばらく置いて冷ます
💡 注意点
- 高温で長時間アイロンをかけると、紙が変色する可能性がある
- スチームを使うとお札が波打つのでNG
銀行や郵便局で交換を試みる（平日限定）
銀行や郵便局では、ピン札への交換が可能な場合があります。
✔ 平日の昼間に行ける場合は、窓口で「新札に両替できますか？」と聞いてみる
✔ ATMよりも銀行窓口のほうが確実にピン札を入手しやすい
✔ 郵便局でも対応してくれることがある（ただし、在庫がないことも）
💡 注意点
- 銀行の両替機は法人向けが多く、個人では使えない場合がある
- 両替には手数料がかかる場合もある（例：三菱UFJ銀行は一部無料枠あり）
- 土日祝日は窓口が休みのため、早めの準備が必要
コンビニATMを試す
銀行に行けない場合、コンビニATM（特にセブン銀行）で新しいお札が出ることがある ため、試してみるのも一つの方法です。
✅ 1回に1万円ずつ引き出すと、ピン札が出やすい
✅ 複数回試すと、新しいお札が混ざることがある
ただし、必ずしもピン札が出るわけではない ので、あくまで運試しの方法として考えましょう。
式場のフロントで両替してもらう
結婚式場のフロントでは、ゲストのご祝儀用にピン札を用意しているところもあります。
どうしても当日までにピン札が用意できないときは、結婚式場に両替できるか問い合わせて、可能であれば利用する方法もあります。
注意点ですが、前日までに、ご祝儀袋の表書きや中袋も筆ペンで書いておき、当日会場でピン札に両替してもらったら包むだけの状態にしておきましょう。
どうしても間に合わない場合のマナー対応
どうしてもピン札が用意できなかった場合、 以下のポイントを押さえておけば失礼になりません。
✅ できるだけ折り目のない綺麗なお札を選ぶ
✅ ご祝儀袋に入れる前に、お札の向きを揃える（肖像画の向きを揃える）
✅ 受付で「本日新札を用意できず申し訳ありません」と一言添える
このように 誠意を持って対応すれば、ピン札でなくても失礼にはなりません！
新紙幣と旧紙幣、どちらで用意すればいい？
「旧紙幣で用意したけど、新紙幣で用意し直したほうがいい？」
という人もいるかもしれませんが、「旧紙幣が入っていたら、前々からお祝いの準備をしてくれていたと感じるかもしれない」
という意見もあるので旧紙幣でも大丈夫そうです
NGな行動（やってはいけないこと）
ピン札が用意できなかった場合、以下の行動は避けましょう。
❌ シワシワで汚れたお札をそのまま入れる（最低限、アイロンで整える）
❌ お札をバラバラに入れる（必ず向きを揃える）
❌ お詫びの一言を添えない（受付で一言添えると印象が良くなる）
❌ ポケットから直接出す（ご祝儀袋にしっかり包んで渡す）
これらを避けることで、マナーを守った丁寧な対応ができます！
まとめ：ピン札が間に合わなくても焦らず対処しよう！
ピン札を用意できない場合でも、綺麗なお札を選び、マナーを守れば大丈夫！
焦らず、できる範囲で対応すれば、失礼にはなりません。
✅ 緊急時の対応チェックリスト
☑ できるだけ綺麗なお札を選ぶ
☑ アイロンをかけてシワを伸ばす
☑ 銀行や郵便局で交換を試みる（平日）
☑ コンビニATMで新札が出るか試す
☑ 受付で一言添える
結婚式は、新郎新婦の門出を祝う大切なイベントです。
大切なのは「お祝いの気持ち」 なので、焦らず丁寧な対応を心がけましょう！ 🎉✨
