伊勢神宮は、日本の最高神である天照大神を祀る神社であり、そのお守りは特別なご利益があるとされています。
しかし、お守りは基本的に1年で新しくするものと言われるため、「伊勢神宮のお守りを一生持っていてもいいのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、伊勢神宮のお守りの特徴や正しい扱い方、一生持ち続けることができるのかを詳しく解説します。
伊勢神宮のお守りは「一生もの」と言われる7つの理由
通常、お守りは1年ごとに新しいものを授かり、古いお守りは神社に返納するのが一般的です。
しかし、伊勢神宮のお守りは「一生持ち続けてもよい」と考える人が多いのが特徴です。
その理由は以下の7つです。
伊勢神宮は特別な神社

江戸時代からお伊勢参りで有名な伊勢神宮は、「一生に一度は行くべき神社」とされる特別な存在です。
伊勢神宮の内宮(皇大神宮)には、日本神話において皇室の祖神であり、日本の最高神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
そのため、伊勢神宮は日本全国の神社の頂点に立つ存在と考えられています。
2000年の歴史を持つ
伊勢神宮は約2000年もの歴史を持ち、「神宮」と呼ばれる神社の中でも特別な存在です。
古代から続く伝統や儀式が今も守られており、日本文化の原点を感じられる場所でもあります。
全国の神社の「総本社的な存在」

伊勢神宮は全国の神社の中心的な存在であり、多くの神職や参拝者が「伊勢神宮へお参りすることは特別」と考えています。
昔は「一生に一度はお伊勢参り」と言われ、庶民も一生の願いとして伊勢神宮への参拝を目指しました。
圧倒的な自然と神秘的な雰囲気
伊勢神宮の境内は豊かな自然に囲まれ、五十鈴川(いすずがわ)や広大な森の神秘的な雰囲気が感じられます。
都市部の神社とは異なり、神聖な空気に包まれながら静かに参拝できるのも魅力です。
その歴史や格式から、伊勢神宮は、「日本人の心のふるさと」とも言われ、多くの参拝者が訪れます。
人生の節目で訪れる特別な場所
現代でも多くの人が人生の節目や願いを込めて伊勢神宮を訪れます。
特に、就職や結婚、厄年などのタイミングで参拝することで、特別なご利益を得られると考えられています。
「伊勢神宮に参ることは、日本中の神々に参ることと同じ」とも言われるほど、神社の中で特別な存在です。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされている
勢神宮には、皇室の祖先の神であり、私たち国民の崇敬を集める 天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされています。
天照大御神は、太陽の神・光の神・国家安泰の神として、多くのご利益があるとされています。
天照大御神は、八百万の神々の中でも最も尊い神様とされており、神々の中心的存在であるとされています。
神宮大麻は家庭の守護神
神宮大麻とは、伊勢神宮の御神札(おふだ)のことで、正式には「天照皇大神宮(あまてらすすめおおかみのみや)神宮大麻」といいます。
天照大御神は、日本の最高神・太陽の神であり、国全体を照らし守護神です。
そのため、神宮大麻を家にお祀りすることで、家族の健康・繁栄・厄除けのご利益を受けると考えられています。
家庭の守護神として祀られる神宮大麻は、長く大切に保管するという家庭が多くあります。
伊勢神宮のお守りの種類とご利益(効果)一覧
伊勢神宮では、さまざまなお守りが授与されています。
一生大切にできるものも多く、ご利益に応じて選ぶことができます。
一生持ち続ける人が多いお守り
お守りの種類 | ご利益 |
---|---|
開運鈴守 | 開運を祈願した巾着型のお守りです。 |
厄除御守 | 厄除け、災難除けを祈願したお守りです。 |
御守 | お持ちになる方の健康や幸せを祈願したお守りです。 |
神宮大麻(御札) | 家の守護神として災いを防ぎます。 氏神様のお神札と合わせて神棚にお祀りします。 |
開運鈴守:開運を祈願した巾着型のお守りです。清らかな鈴の音により運が開かれます。
おすすめ|「赤福折箱 根付」
伊勢神宮の名物「赤福」から生まれた、「赤福折箱 根付」も人気があります。
福を呼び込む縁起の良いお守りとして、お土産にもおすすめです。

伊勢神宮のお守りの正しい扱い方
お守りは返納しなくてもいい?
伊勢神宮のお守りは、他の神社のお守りと異なり、一生持ち続けても問題ありません。
- 一生持ち続けても問題なし
- 新しいお守りを授かった場合は、古いものを返納してもOK
- 神棚や清潔な場所に保管するのが望ましい
お守りの保管場所のポイント
伊勢神宮のお守りを一生持ち続ける場合、適切な保管場所が重要です。
🔹おすすめの保管場所
- 神棚(最適な場所)
- タンスや引き出しの上段(清潔な場所)
- バッグや財布の中(持ち歩きたい場合)
🔹避けるべき場所
- 床に直置きする
- 汚れや湿気が多い場所
複数のお守りを持っても良い?
- 問題ありません
「お守りをたくさん持つと大切にしない」という戒めに、尾ひれが付いて「神さまがケンカする」という俗説が生まれたと思われます。複数のお守りを持つことはそれぞれの神さまからご加護いただく意味があり、神さまがケンカをすることは決してありませんのでご安心ください。
まとめ:伊勢神宮のお守りは一生持てるのか?
- 天照大御神が格式高く祀られている伊勢神宮のお守りは一生持ち続けても問題なし
- ただし、新しいお守りを授かったら返納してもOK
- 神宮大麻は家庭の守護神として長く祀るもの
- 清潔な場所で大切に保管するのが望ましい
伊勢神宮のお守りは、一般的なお守りとは異なり、一生大切に持ち続けても良いと考えられています。
あなたの願いに合ったお守りを選び、適切に扱うことで、より良いご利益を得られるでしょう。