出雲大社といえば縁結びの神様として有名ですが、「砂のお守り」と呼ばれる特別な砂があることをご存じでしょうか?
この砂は、厄除けや縁結びなどさまざまなご利益があるとされ、出雲大社を訪れる人々に長年大切にされています。
しかし、
- 出雲大社の砂はどこで手に入るの?
- どうやって使えばいい?
- 持ち帰った砂の正しい扱い方は?
と疑問に思う方も多いはずです。
そこで本記事では、出雲大社の砂のお守りの効果、正しい使い方、入手方法、処分の仕方まで詳しく解説します!
目次
「出雲大社の砂のお守り」とは?
出雲大社の砂のお守り:起源と意味
出雲大社の砂というのは、出雲大社本殿のすぐ裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」にある神聖な砂のことです。
古くから厄除け・縁結び・家の守護に効果があることで有名な砂として知られています。
素鵞社にはスサノオノミコト(須佐之男命)が祀られており、この砂にはスサノオの力が宿っているのです。
そのため、出雲大社では一般的なお守りだけでなく、砂そのものを持ち帰ることで神のご加護を受けられると考えられています。
出雲大社の砂のお守り:ご利益
ご利益 | 効果 |
---|---|
厄除け | 災難や不運を遠ざける |
縁結び | 良縁を引き寄せ、人間関係を良好にする |
家の守護 | 家庭を清め、家族を守る |
商売繁盛 | 仕事運・金運を高める |
特に、厄除けの力が強いとされ、家の四隅にまくことで邪気を払う効果があると言われています。
「出雲大社の砂のお守り」の正しい使い方
砂のお守りは、ただ持ち帰るだけでなく、正しい使い方をすることでご利益を最大限に得られます。
出雲大社の砂を使うおすすめの方法
・家の四隅にまく(厄除け・家の守護)
→ 家の四隅に少量ずつ砂をまくことで、邪気を祓い、家庭運を高める
・玄関に置く(魔除け・家内安全)
→ 玄関に砂を小さな器に入れておくと、不運が入ってこないとされる
・お財布やポーチに入れる(金運・商売繁盛)
→ 砂を小さな袋に入れて持ち歩くことで、仕事運や金運がアップ
・お守り袋に入れて持ち歩く(厄除け・良縁祈願)
→ 通常のお守りと同じように持ち歩くことで、日常的に神のご加護を得られる
・神棚や仏壇に供える(家全体の厄除け)
→ 砂を神棚に置くことで、家全体が守られると言われている
出雲大社の砂のお守りの入手方法
出雲大社の砂のお守りの入手法①-1:自分で採取する(素鵞社の御砂場)
出雲大社の「砂のお守り」は、自分で直接採取することができます。
砂をいただく際は、まず稲佐の浜で砂を採取し、それを素鵞社に奉納してから砂をいただくという手順が伝統的とされているので、参考にしてみてください。
ただいただいて帰るだけではいけません。まず、日本海に臨む稲佐の浜(出雲大社より西へ約800メートル)の浜辺の砂を掻き採って素鵞社をお参りし、稲佐の浜で搔き採ってきたその砂を床縁下に置き供え、そして、従来からある御砂をいただいて帰るというものです。
ただし、稲佐の浜は神聖な場所です。
環境保護と文化的意義を守る必要があるため、稲佐の浜の砂だけを自宅に持ち帰ることはできません。
稲佐の砂は、必ず「素鵞の社(そがのやしろ)」の砂と交換する必要があるので気をつけてください。

砂を採取する場所:
出雲大社 本殿裏の「素鵞社(そがのやしろ)」
砂を採取する時間:
基本的に自由に採取可能(早朝~夕方推奨)
・参拝した後に、素鵞社の裏にある御砂場から砂を持ち帰ることができる
・持ち帰る際は、清潔な袋や小瓶に入れるとよい
・量は適量にし、必要以上に持ち帰らない(マナーとして大切)
自分で採取することで、よりご利益を感じられますね。
出雲大社の砂のお守りの入手法①-2:お守り袋の入手法
出雲大社で採取した砂を「お守り」として持ち歩くためには、お守り袋が必要ですよね。
お守り袋は、出雲大社周辺の神門通りにあるお店で購入できます。
例えば、「めのや」というお店では、約600円でお守り袋を販売しています。
出雲大社の砂のお守りの入手法②授与所で授かる
出雲大社の授与所では、袋詰めされた「砂のお守り」が頒布されています。
初穂料(価格):300円~500円程度
・ 持ち運びしやすい形になっているので便利
・ 直接採取できない人でも手に入る
お守りとして持ち歩きたい人には、授与所の砂がおすすめ!
出雲大社の砂のお守りの処分方法
使い終わった砂はどうする?
砂のお守りを一定期間使った後は、以下の方法で処分するのが適切です。
- 出雲大社に返納する(最も正式な方法)
- 近くの神社に納める(お焚き上げしてもらう)
- 川や土に還す(自然に戻すことで穢れを祓う)
ゴミとして捨てるのはNG!
神聖な砂なので、必ず適切な方法で処分しましょう。
出雲大社の砂のお守りに関するQ&A
Q1. 砂のお守りの効果はどのくらいの期間持続する?
A. 必須ではありませんが、毎年新しいものに交換するとよりご利益が高まると言われています。
Q2. 他の神社のお守りと一緒に持ってもいい?
A. 問題ありませんが、神棚は分けた方が良いとされています。
Q3. 砂をまくタイミングはいつが良い?
A. 新年や大安の日、気持ちをリセットしたいときがベスト。
まとめ|出雲大社の砂のお守りで厄除け&開運を!
- 出雲大社の砂は、素鵞社の裏にある神聖な「御砂場」から授かるもの
- 厄除け・縁結び・家の守護・商売繁盛などのご利益がある
- 家の四隅にまいたり、玄関に置いたり、お守り袋に入れて持ち歩くと効果的
- 授与所で袋詰めされたものを受けることも可能
- 使い終わった砂は、神社に返納するか、自然に還すのが望ましい
出雲大社を訪れた際は、ぜひ「砂のお守り」を授かり、あなたの生活に神のご加護を取り入れてみてください!
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