Uncategorized

“元国家公務員が語る”退職が決まるまでの流れ:概要編〜自衛隊幹部の場合〜

こんにちは!元自衛隊看護師、まいです。

正確には元“特別職国家公務員”です。

今回は実際に退職を経験した私が、退職を申し出てから今までどのような経過を辿ったか、退職を決意してからどのくらいの期間で退職できるのか、上司や人事の職員と話したことを参考に記載していきます。

 

 退職しようと思ったきっかけ

2人目の出産を経て育児休暇中、家庭の都合で引越しがあり、職場から自宅まで遠くなってしまったことがきっかけです。通勤時間が、電車で片道2時間ちょっとかかる距離になってしまいました。

復職前から生活が厳しくなることは想定できていましたが、復職後やはり生活が回らなくなりました。働きながら子育てするパパママみなさん同じだと思いますが、子どもを寝かしつけてからの家事、子どもが起きる前に自分と家族の1日の準備、、、なかなかしんどいですね。私の場合は、それに加えて夜間授乳が少なくとも3回、そして慣れない仕事に対する不安から、睡眠をとれなくなってしまいました。

開園の朝7時半から閉園の18時半まで、長時間保育に慣れず、体調を崩す子ども達。子どもが体調を崩しても、子どもの心配ではなく、まず仕事の心配をしてしまう自分。食べカスどころかパンや果物が散らばったまま出発する家、帰宅するとアリさんやコバエさんがお出迎え。「自分も家族もボロボロ。生き甲斐だった仕事だけど、こんな状況になってまで続ける価値は今はない。」そう感じ、退職への決意は強くなりました。

ちょっと話はそれますが、2児の母になりたての私が退職を決断できた大前提として資産運用があります。夫も仕事をしてはいますが、今後いつ誰に何が起こって仕事をできなくなるか分かりません。今までの蓄えと、ここ数年の資産運用の経過、そしてこのブログ運営を踏まえて、金銭的に困ることはないと感じているため、退職に踏み切ることができました

ちなみに、私は、資産運用もブログもド素人です。証券口座?NISA?インデックス?投資信託?複利?🤔ワードプレス?テーマ?見出し?タグ?🤔🤔このくらいのレベルから始めています。

 

 いつ退職を申し出たか

育児休業中に退職を申し出ることもできることは知っていましたが、私の場合、仕事が好きだったこと、復職してみたら意外とできるかもしれないという“やってみよう精神”からひとまず復職することにしました。

しかし、私の復職後1ヶ月ほどで、夫の仕事が忙しくなることが事前に分かっていたので、直属の上司には育児休業からの復職前に退職を考えていることは伝えました。

幹部自衛官の場合、退職まで3〜6ヶ月の期間を要すると職場の人から聞いていました。私が退職を申し出て、直属の上司の理解を得たのは、申し出た退職希望日の5ヶ月前でした。

(ちなみに退職希望日に退職することは叶いませんでした😢)

退職の申し出の方法、内容については、今執筆中です。

 

 退職が決まるまで

職場環境によりますが、上司と面談を重ねて、それぞれから慰留されながらも退職の意思を理解してもらい、退職が上申されますよね。

私の場合、職場は自衛隊病院なので、師長→課長→部長それぞれと面談をします。それぞれ理解が得られてから部長が病院長等の重役と審議します。その後、地区病院だと方面総監に上申されて指導受けとなり、このときも遺留を受けます。さらにその後、陸幕に上申され、それから約45日で退職になります。決済が下るまでに約45日かかります。

なので退職までの期間3〜6ヶ月、というのは45日+上司との面談期間、ということで期間に幅があるわけです。そして3〜6ヶ月とは状況がかなり早く進んだ場合で、退職まで通常は1〜2年かかります。いかに深刻に退職理由を申し出るか期限や期日をこちらが設定し、理解してもらうかが重要です。

退職理由は人それぞれですが、私の場合、復職後、生活がしんどくなり、睡眠時間を確保できないことで頭がぼーっとしてしまい、思考がネガティブになることが増えました。なので、流暢に3〜6ヶ月後を待って仕事を続けるなんてできない!と危機感を感じ、上司にできるだけ早く退職できるよう方針を変えたいと申し出ました。

とにかく早く退職したかったので退職代行も検討しました。数万円払えば、1日でも早く、かつ、職場の人と顔を合わさずに退職できるって、良い手段だと思います。実際にここ数年、病院では弁護士や退職代行を利用して退職する看護師が多い、と知っていたのも退職代行を検討した理由のひとつです。その件についても、今後執筆していきます。

ちなみに、民法によると労働者は2週間で退職することができます

2週間で退職できる職場を羨ましく思いながらも、わたしは、特殊でやりがいのある“自衛隊看護師”という仕事が大好きでした。今も好きです。

ただ、ライフステージ的に今は仕事に没頭したい段階ではないこと、通勤時間が長いのが非常に惜しいこと、更にはそれにより自分と家族の健康を守れないことから、退職を決意しました。

この退職が決定するまでの“45日”ですが、自衛隊では他の方針でも同様の考え方です。

例えば、育児休業復職45日前には職場から陸幕に“誰々が○月×日から復職”する旨を上申するので、復職希望日の2ヶ月前には本人は職場に申し出なければなりません。

その他、育児休業の取得、休職、病気休暇からの復職なども45日前の上申が必要です。(2024.9時点で自衛隊人事担当者に確認しました。)

 

今回の記事が、どなたかのお役に立てれば嬉しいです😊

  • この記事を書いた人

まい

30代2児の母にして国家公務員(自衛隊看護師)を退職・長い通勤時間からの卒業、在宅ワークで資産を安定させながら家族時間を確保・公務員退職や在宅ワーク、看護師バイト、育児の情報発信をしています・モットーは「のびのび生きる」

-Uncategorized